ども、イマシタです。
趣味でキャンプをやっております。
本格的に始めたのは大体10年位前。
でも、その前に子供のころは毎年1~3回は、おやじに連れられキャンプに行っておりました。
今回は、本格的にキャンプをやり始め、どんどんハマっていくことになったきっかけをお話ししましょう。
キャンプやり始めたいな~
始めるにはどうしたらいいかな~なんて方には為になる事があるかもしれません。
始めたきっかけは娘の幼稚園の仲良しグループ
それはいきなりでした。
今度のゴールデンウィーク、幼稚園のお友達家族とキャンプいかない?
と言い出したのです。
いいけど、道具とかあるの?
昔使ってたテントが物置にあったと思う。あと、コンロとか。
探してみたらありました。
なんか、ばっちり海仕様の簡易タープとColeman(だったはず)のワンタッチテントと、めちゃくちゃ年季の入ったColemanのホワイトガソリンツーバーナー。もちろん、その時は、こんな名前だってこともしらないし、どうやって使うかもわからない。
今も現役で使ってます!
唯一買ったのはColemanの焚火台でした。
でもどこかで
子供の頃キャンプしたことあるし、料理得意だし、なんてったって火を燃やすの大好きだし!
みたいな感じで、何の心配もなく、喜び勇んで向かうのでした。
久しぶりのキャンプは高規格祭り
今から10年前(2012年くらい)はというと、キャンプブームの走りなんじゃないかといわれてます。
知ってました?
今は第三次キャンプブームなのでございます!そう、我々第三世代!
ここもいろんな説がありまして。
といっても2つなんですが…
今が第二次キャンプブームという説と、僕みたいに第三次キャンプブームという説と。
第一次が1990年代にあって、それから、なんとな~く、ブームの様なブームじゃない様な第二次ブームが続き、2016年くらいからを第三次ブームと呼ぶようになった説を推奨しております。
話は戻り。
久しぶりのキャンプに行った先は歌瀬キャンプ場
九州自動車道御船インターで降りて1時間ぐらい。
まあ綺麗なところで。
受付けをすませ(この時は予約から受付まで幼稚園のママ友がしてくださいました)いざキャンプをする場所へ!
- テントを張る場所→サイトといいます!
確かこの時はCサイト。ちょっと高台にある場所です。一番上の写真が、その高台からリバーサイド・サイトを見たところ。
で、いざテントを張ります。
…出来ました。
なんせ、ワンタッチテントと組み立て式タープですから。
でも、周りの家族は、みんな悪戦苦闘している。
まだ、どっち向きに張るのか迷っている家族さえいる。
なんで?なんでみんなあんなに手間がかかってるんだろう?
あれ?なんだろう…似たような色目のテントがいっぱい…
スノー…ピーク…聞いたことのないメーカーだね…流行ってんのかな
くらいでした。
なんの!
この歌瀬キャンプ場は、そのころ熊本の、いや、九州のスノーピークの聖地として有名な場所だったのです。
茶色の家(高規格・スノーピーク)に囲まれた海の家
ぽつんと。ほんと、スノーピークカラーの中に緑のテントに青いタープ。
浮きまくりでした。
正直かなりの疎外感(勝手にそう感じてただけです!周りの人はこれっぽっちも思ってなかった…はず…)
それでも僕には料理があるさ!フライパンでカレー粉を炒って本格欧州カレー作りに挑んでました。
すると隣から同じくらいの年齢の男性が話しかけてきたんです。
こんちはー初めてですか?
え?…ええ
あ、もしかして初めてのキャンプかな~と思って
ああ…ええ、初めてです
へえ~どちらかですか?
なんて、しきりに話しかけてくれる。
ああ、やっぱ、キャンプなんてのは、こう、自然が垣根を取っ払ってくれるんだなあと。
なんでもこの人は歌瀬キャンプ場の常連みたいで、何も打ち合わせせずにふらっと来ても、もともとの知人や、ここで知り合ったキャンパー仲間が、誰かしら来てるからいいんだよな!
なんてなことを話してたと思う。
極端な人見知りな僕のパーソナルスペースに、ぐいぐい切り込んでくる。
キャンプ場の雰囲気がそうさせるのか、いつもならバリアを張る僕も、なんとなく受け入れていた。
夕飯食べたら、うちのテントで飲みませんか?
と、誘われた
ああ、ママ友グループ出来てるんで、その人たちと一緒に食べる約束してまして…
夕飯食べたら、うちのテントで飲みませんか?
はあ…
と、約束ともつかないものをしてその場は離れた。
そうしてる間に、歌瀬の日は暮れてった。
キャンプ場の電源サイト
ママ友たちとの夕げも終わり、各テントに戻ろうとしているところ。
歌瀬の夜は寒い。
5月といっても薄いダウンは着てないと身が持たない。
そんなに寒くて夜は大丈夫かと心配の皆さん!
今はもう当たり前だけど、電源サイトというものがあるんです!
キャンプ場を検索するとき「電源サイト」とつけて検索すると出てきます!
最初キャンプに行き始めた頃は電磁調理器に電気毛布。イケアのLEDライトと、電源なしでは考えられないキャンプやってました。
果たしてキャンプと呼べるのか…
いいんです!
中には
電磁調理器に電気毛布~?全然、自然じゃねえじゃねえか!野営だよ野営!そんな文明にまみれたものはキャンプとよばね~!!
なんて方もいるかもしれませんが、自分が楽しめりゃあ、野営でも電源サイトでもグランピングでも、それでいいんだと思います。(ルールを無視して自分勝手にマナー違反をするって意味じゃありません)
実際僕も、始めたのが高規格で何でもありのキャンプだったからここまで続けられてきたんじゃないかと思います。
そうすると、不思議に、だんだん、自然に戻っていくもんです。
僕も最近は電源サイトには泊まりません。
ま、それなりのギアが揃ってきたってのもありますが。
- キャンプ道具のことを最近では「ギア」っていい方したりします。
で、自分のテントに戻るとき昼間の約束を想い出した。
それが終わってからでもいいから、来たらいいよ。みんな(ほかの仲間も)うちのテントに来るから
みると、まだ煌々と明かりがともっている。
行ってみるか…
僕は自分が飲む分の集中とプラコップをもって、隣のテントを訪れた。
飛んで灯にいる夏の虫
初めてのキャンプだったので、ランタンも持っていなく。
イケアで買った首振りのライト二つが、僕たちの明かりでした。
…暗い
食べ物が見えない。
色んなものがどこにあるかわからない。
その時は幼稚園のママ友の皆さんとのグループキャンプだったので、他のご家族が持っているランタンの明かりが眩しく思えました。
- 今回のようにグループでのキャンプをグループキャンプ=グルキャン
- 自分たちの家族で行くことをファミリーキャンプ=ファミキャン
- 一人で行くキャンプのことをソロキャン
- 女子高生がわちゃわちゃキャンプをするアニメをゆるキャン△といいます。
でも、御呼ばれした隣のテントは、明らかにほかのテントとは違う明るさ。
煌々と光がテントの外まで漏れているのです。
テントもまた変な形。
茶色いビニールハウスみたい。
僕は、自分用の焼酎とグラスをもって、その灯りの中に誘(いざな)われました。
初めて触れる高規格キャンプ
中には2家族と3人の男性がいた。たぶんファミリーで来て、飲み会だけの参加なのだろう。
背の低いテーブル、低めの椅子、コンロ付きのキッチンテーブル、ベッドみたいな長椅子。
すべて、スノーピークというブランドで統一されていた。
- 背の低いテーブル=ローテーブル
- 低めの椅子=ローチェア
- ベッドみたいな長椅子=コット
- このように低いものでギアを揃える事をロースタイルといいます。最近は主流。
おお!ようきたね!ささ、これに座りなっせ。
と、さっき話しかけてきた男性が、自分の椅子を空けてくれた。
座った瞬間
ん?やけに座り心地がいいじゃねぇか?自分たちが使っている折り畳みの600円くらいの椅子とはダンチだぜ!
こう思ってしまった!
これが、
今から長きにわたって戦い続けるキャンプギア沼に片足を突っ込んだ瞬間だ!
その椅子、座りやすいでしょ?
そうですね…これいくらぐらいするんです?
17,000円くらいかな?
へ…へえ~…
い、い、いちまんななせんえん!
え?椅子が?そんなにするの?オイラが使ってんの1000円しないんだけど!
え?椅子がその値段ってことは、他のモンどんだけすんだよって話ですよ…
僕がじろじろ物色してるのを見計らって
このテントはね、スノーピークのランドロックを、二つ連結させてるの。こっち側がうちので、向こう側が○○さんの。で、インナーテントを小さい○○用(ごめんなさい!覚えてません!)のインナーテントをインストールして、空間を広く使えるようにカスタムしてるんよね。
な、な、な、な、な、何言ってるの~~~~っ!
今ならわかりますよ。なんて言ってるか。
スノーピークのランドロックっていうタープ部分とテント部分が一緒になってる、いわゆる「オール・イン・ワン」と言われる大型テント(見た目は風の谷のナウシカのオームみたい)を頭同士をドッキングさせて、デフォルトのインナーテントから、少し小さい=狭いインナーテントに変えてあるからテーブルなどを置くタープ部分が広く使えるんだよね。
と言ってます。
あれ?なんか、急にマウント取ってない?
いやいや気のせいでしょう?だって、今日初めて会った僕を、たまたま隣にいるからって、飲み会に誘ってくれるような方たちですよ?
そんな…マウント取るって…そんな…こっちは初心者ですから。
そんなの、最初からマウント取られっぱなしですよ…
でも、そこから、その人たちの中で、ギア自慢大会が始まります。
これだけ広く使えるから、ストーブもインストールできるわけでしょ?△△さんご自慢の
ストーブ?
ほら、そこ、真ん中においてあるやつ。それね、武井バーナーっていうの
おお!そのキンキラ真鍮の!これもお高いんですよね?
7万くらいかな?(定価7万8千円)
はあ?
でも、○○さんにはペトロマックスがあるじゃないですか?
リフレクター(傘)つけても武井バーナーの半分くらいですよ
あのストーブの半分ということは、3万5千円?あのランタンが?
ウソだろ?
それからしばらくは、何とかの何とかってのが使いやすいとか、あそこのキャンプ場にこの前行ったとか、キャンプの話をいろいろしてらっしゃいましたが、何のことやら訳が分からず、ふんふんと分かってるフリをするだけ。
でも、出てくるモン出てくるモン、いちいちお高い訳ですよ。
んで、僕が
あの…つかぬことをお聞きしますが、小道具(コップとか皿とかのことを言いたかったと思う。)以外でこのテントで一番安いものって何ですか?
この中で一番安いの…
う~ん…なんだろなぁ~
…あっ!シールドルーフじゃない?
あ!そだね
シールドルーフとはランドロックの上に掛けるシートの事で、これをつけると遮光性が高くなる優れものだ。この時は説明受けなかったけど。
あれ、2万市なかったよね?
がびーん!
一番安いものがうちのテントと同じくらい…
この、テントの上のカバーが…
あれはたぶん、キャンプギアの刺客からの巧妙に仕組まれた罠
思い返せば…最初の会話は
初めてですか?
だった。きっと
隣のサイトに海仕様の初心者丸出しの似非キャンパーがやってきた。
ここはひとつ、高規格キャンプとはどのようなものか、高規格キャンプの「こ」の字を俺が教えてやろうじゃないか。
と思われたんだ!※作者の勝手な思い込みです。
よーしっ!負けないぞーっ!
これからキャンプのこといっぱい勉強して、だれからも後ろ指をさされる事のない(誰も指してないけど)立派なキャンパーになるんだ!
キャンプギアもいろいろ揃えてやるんだーーー揃えてやるんだからーーっ!
と、歌瀬の谷に誓った夜でした。
ちなみに、ここに出てきたギアたちは10年位前の値段です。
今は人気でなかなか手に入れることができないものもあります。
その分、価格も高騰して
武井バーナー…定価で買うにはかなりの運が必要です。武井バーナーをフリマなどで買うとなると501Aというタイプは13万~15万くらいが相場です
ペトロマックス HK500…こちらもかなり高騰してて5万~9万なんてのもあります。扱いにくいらしいです。そこが、また、可愛いんだけど♡
ランドロック…この話に出てくるランドロックは、いわゆる旧型といわれるもので、今はタイプチェンジしています。174,500円なり。もちろん、シールドルーフや、専用グランドシートは別売りです。
げふっ!
でも、今の主流は、安くても自分の使いやすいギアを使う風潮ですから、これからキャンプを始めようと思ってる方、安心してください!
実際、僕も、そういう風に変わりました。
何なら、最近では、自分で作ったりしています。
イマシタ、キャンプを始めた理由まとめ
いかがでしたか?
僕はこうしてキャンプの沼にはまっていきます。
実を言うと、上に出てくるスノーピーク・ランドロックという2イン1テントを買うことになるのですが、それは、また、別の機会に。
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